再生材を用いた
海域整備の推進
Utilization of Recycled Materials
再生材の利用に関する現状と展望
カルシア改質土、ハイブリッドソイル(H.B.S)、アッシュクリ―ト(AC)、クリスタルストーンサンド(C.S.S)など、企業の研究開発を通じて、現在では様々な再生材が製品化されています。これらは天然資材と比べて安価であることから、陸上では建設資材等として既に利用が進んでいます。
一方、海域整備の現場では、老朽護岸の修復、津波や高波に備えた護岸嵩上げに加え、自然環境を改善するための浅場の造成や海底窪地の埋め戻し等に多量の資材が必要となることから、これらの整備について再生材の活用が大いに期待されています。
CIFER・コアの取り組み
再生材を海域に投入するにあたっては、水中への成分溶出などが懸念されることから、より高い安全性の確保が求められます。CIFER・コアでは、これまでに事業WG活動を通じて複数の再生材について安全性の検証を行ってきました。また、施工方法・施工場所に関する検討や、地元関係者の理解を得るための調整を行っています。